Processing を NetBeans 上でコンパイル、実行する。

おかげさまで 7000 PV です。ようやく卒研発表も終わりました。現状での興味は Processing 、Gainer 、JavaFXAdobe AIRとかそんなところです。Silverlightは先日インストールしたのにコンテンツがみれなかったので放置。Safariが悪いのか!?

さて、当ブログは Leopardfink をインストールしたい人と、MacARToolkit を使いたい人に人気があるようです。

そんな皆様のご期待に添えず申し訳ないですが(笑)、今回はProcessing + NetBeans でいってみたいと思います。


Processing はインストールしてコード打ち込むだけでカメラからキャプチャできたりしてすごく便利なんですが、一つ問題があります。
それは、
コード補完がない
ということ。

NetBeans ユーザーな私としてはこれがとても嘆かわしい!のですが、ちょっと考えてみると

  • Processing の Java Mode を使ってみるとわかる通り、自分が作るクラスはすべて PApplet を extends している。
  • PApplet クラスは、Processing 0135/lib/core.jar の中にある。
  • core.jar を外部のライブラリとして登録すれば NetBeans のコード補完を使いながら Processing アプリケーションが作れる?

っつーことでやってみようかなと思ったところで、


NetBeans にはプロジェクトのテンプレートがある
ということを思い出した訳です。
プロジェクトテンプレートというのは、" hogehoge.nbm "というファイル名で配布されている、NetBeans 追加可能なプロジェクトのテンプレートです。(たしか NetBeans から出力する方法もあったはず。)


そんなわけで、誰か先に私みたいなことを考えた人はいないかな?と Google さんで検索。するとありました!
netbeans-processing-template
さすがは GoogleCode 。Google のネットワークの素晴らしさを実感いたします。
そんな訳で、これをダウンロードします。

ダウンロード後、NetBeans の ツール->プラグイン を選択し、"ダウンロード済み"タブの"プラグインの追加"をクリック。
そして、先ほどダウンロードした.nbmという拡張子のファイルを選択しましょう。
ファイルを選択し終わったらウィンドウの下側にある"インストール"ボタンをクリック。これでプロジェクトのテンプレートが追加されます。


今後、新規プロジェクトの作成画面で"Java"の項目に"Processing Sketch"が追加されます。

それではProcessingプロジェクトを作成してみましょう。
次のような画面が出るかと思います。

これは、前述の Processing の PApplet が含まれる core.jar の場所をNetBeansが探せていないためにおこるエラーです。
ということで、この core.jar がある場所を指定してやります。


作成したプロジェクトを右クリックし、"参照の問題を解決"をクリックし、出てきたウィンドウの"解決"ボタンをクリック。
Processing 0135/lib/core.jar を追加します。
例えば、Processing を アプリケーションフォルダにインストールしたのであれば、

/アプリケーション/Processing 0135/lib/core.jar

にあるファイルを追加することになります。
これで、参照の問題が解決され、プロジェクトに表示されていた"!"マークが消えたのではないかと思います。


この後は、ソースパッケージ内の Main.java を編集することでプログラムを実行することができます!
ちゃんとコード補完も使えますよ。